2022年1月から小学校教員を休職しています。
もともと抱えていたメニエール病に加え、溜まりに溜まったストレスなどから鬱になり、仕事にいけなくなりました。
休みに入ってすぐは、仕事を休んでいることへの罪悪感からなのか、嫌な夢を毎日見ては、うなされて夜中に何度も起きていました。
それぐらい、精神的に参っていました。
ですが、休職に入ってから色んなことを試していくうちに、自分の好きなこと、やりたいことができるようになってきて、最近は「前向き」に過ごせる時間も増えてきたように思います。
休職してよかったと思う3つの理由
「休むことは、悪いことではない。」
「休む時間は、人生の中ですごく大事なこと。」
ということを伝えていきたいと思います。
現時点の私自身にも上記のことは、日々、自分で言い聞かせようとしています(笑)
身体が楽になる
休職に入る原因は、自分に負荷や無理をかけ過ぎているからしんどくなるので、休むことでその負荷や無理から解放されます。
この「解放」がすごく大事で、自分が思っている以上に、自分で自分に「義務感」、「〜しないといけない感」や「思いこみ」を日常生活で負荷をかけています。教員経験が積んできたら、気持ちに余裕が出てくるものなのですが、やはり頭の奥では考えてしまうことがあります。
・先生の仕事は休んでは行けない仕事
・先生は子どもたちの見本にならなければならない。
・自分の学級は自分でどうにかしなけらばならない。
などなど・・・。
先生だって疲れたら休んでいいし、自分の学級を他の先生にも見て貰えばいいし、子どもにしっかりした姿を常に見せ続けなくてもいいんです。
自分の心を解放してあげられる時間は、大人になればなるほど少なくなるので、休職でそういう時間を過ごすことは、すごく貴重な人生経験になってます。
自分と向き合える時間を作ることができる
普段仕事をしながら生活していたら、仕事中はもちろんのこと、休みの日でさえ、「仕事」のことを考えてしまうことがあります。
家族や子育て中ならば、そこへ「家族・子ども」のことも入ってきます。ということで、基本的には「自分のこと」を考えることができる時間はほとんどないように思います。
休職中は、この「自分のことを考えることができる時間」がたっぷりできました。
仕事をしていたら出会えない人・出来事に出会うことができる
通勤して仕事をして家に帰るという生活をしていたら、出会えない人や体験できない出来事がたくさんあります。
でも、休職中はいつもと生活リズムや行動範囲が変わるので、「普段出会えない人」や「体験できないこと」に出会えやすくなると思います。
最後に・・・
私は、自分を労り、自分のこと、そして家族のこと、自分を取り巻くさまざまなことに向き合える貴重な時間をいただけたことに感謝しています。
色々お伝えしてきましたが、そんな私も休職したことに悔いが残っていることも確かです。
それは、学期の途中で休みに入ってしまったことです。それによって、子どもたちや保護者や先生方に多大な迷惑をかけてしまいました。
できれば年度末まで全うしたかった。
しかし、もし、悩んでおられる方がいたら伝えたいです。
迷惑をかけると思っていたら、いつになっても苦しい状況から離れられないのです。
自分の身体や人生を犠牲にしてまでやらなければならないことはないと思います。
自分のことを大事にしない人が、子どもたちを含め、他人の人生を預かれるとは思いません。
何か違和感を感じたら、自分の心に耳を傾けてください。
聞き取った自分の心の声を、さらに誰かに伝えられるといいですね。
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